夏の異常な暑さで、4ヶ月程、行かなかった野鳥の会に、久し振りに参加した。
一部の冬鳥も帰って来た事で、野鳥も32種が観察できたが
秋の気配を感じてか、沢山の種類のキノコも観察出来た。
キツネノロウソクと言う、不思議な形のキノコも、会員のHさんの紹介で、見つけた。
( キツネノロウソク :アカカゴタケ科 :キツネノロウソク属 )
見るからに不気味な感じで、食用にはならない様だ。
灰白色のウズラの卵程の元から、写真の様に、10cm程の長さのキノコが伸びて来る。
赤色のキノコの頂部には、グレバと呼ばれる胞子を含んだ粘着性物質が有る。
( 撮影日 :2012/10/14 :常総市:あすなろの里 )
ここから悪臭を出してハエを誘い、胞子を運ばせる仕組みになっているとか?
キツネノエフデ、キツネノタイマツ、コイヌノエフデ、シマイヌノエフデ等も良く似た姿だ。
キノコ図鑑を片手の探鳥会でしたが、安心して食用になるのは中々見つかりませんね。
千姫祭りで賑わった常総市の弘経寺も今週行って見るとひっそりとしていた。
桜の下草の中に、不思議な形をしたキノコを見つけ写真に撮った。
アミガサタケとの名で、名前の通りの形のキノコだった。
見るからに毒キノコと思ったのですが、帰宅後図鑑を見ると、”注意”の記述。
海外?では乾燥品や缶詰などが、高級品で市販されているとの事。
日本の高級レストランでも輸入した物を調理して出す店も有ると言う。
( アミガサタケ :アミガサタケ科 :アミガサタケ属 )
( 撮影日 :2012/4/30 :常総市:弘経寺境内 )
桜の花見が済んで静かになった頃、日本の各地にも生えて来る様だ。
ヨーロッパでは、ポピュラーなキノコの一つで、美味を知っている人も多いと言う。
微量の毒成分が含まれ、元々日本では殆ど食用にされた歴史がないキノコである。
海外の調理法がどんな方法なのか良く解らないが、
自宅で調理して食べるのには、かなり勇気がいる姿だ。
庭でシイタケ栽培をしていたのが、今秋初めて収穫出来そうだ。
昨年と今年の春に、野鳥の会を世話して戴いている方の林で取った
コナラやクヌギをホダ木にしての栽培を体験した。
野鳥観察終了後に会に参加の有志で、市販のシイタケ菌を植え付けた。
ドリルでの決めらた深さまでの孔あけや、菌の打ち込み等、楽しく作業をした。
( 撮影日 :2011/11/6 :常総市 :自宅 )
この一部を持ち帰り庭で育ていたら、今秋気づかない内にシイタケが多数出て来た。
多分出て来たのは、昨年植え付けた物で、今春に植えたのは未だの様だ。
初めてシイタケが出来たのに、茨城県でも放射能が大きな問題になり皮肉な事だ。
初物なので、少し気味が悪いが、食べる事にして成長を待っている。
探鳥に加え、巣箱造りやシイタケ菌の植え付け等も楽しみな行事だ。
桜の名所の福岡堰を散歩中に不思議な物を発見した。
直径15cm位の白いボール状のきのこが3個。
きのこの図鑑を見ると丸い形のきのこは少なく6種類
直ぐに名前が解った。
オニフスベと言う名前で直径30cm位まで大きくなるとのこと
異様に大きいと思ったがまだまだ小さい方だった。
(撮影日 :2007/9/20 :つくばみらい市福岡堰)
(オニフスベ :ホコリタケ科:オニフスベ属)
夏から秋にかけて庭先や畑など家の近くにも生る。
異様な形のため、時々騒ぎとなることがあるそうだ。
今回の写真は?の様な、若くて白色の内は食用可とのこと
不気味な感じで食べるのはかなり勇気が要りそうだ。
成熟すると茶褐色になり、胞子を飛ばし
最後には何もなくなってしまうとの事。
自宅や近所のお寺を回ったら9種のきのこが見つかりましたが
日本には、約4,000~5,000種類もあるそうで
その内、名前が付いているのは約2,000種程度らしい。
名前が無いとはどんなことなんでしょうね。