寒い冬なのに:フクジュソウ
フクジュソウ(福寿草)は北海道から本州の山野に多く見られる「春植物」だと言う。
人里に近い所でも大群落を作るので、花の歳時記には必ず登場する。
庭の福寿草も早春のウメの花が綻ぶ頃から蕾をもち上げる。
後を追う様に咲く黄色の大輪花はとても見事なフクジュソウだ。
( フクジュソウ :キンポウゲ科 :フクジュソウ属 :耐寒性多年草 )
花茎を伸ばしながら、細く切れ込んだニンジンの様な葉を広げ、
晩春の頃から葉を枯らし、落葉します。
「福を招く」と言うおめでたい名前から、お正月の鉢花としても人気が高く、
園芸店のみならず年の瀬の夜店などで地掘り苗が売られている。
( 撮影日 :2017/2/17 :常総市豊岡町自宅 )
本来は根が大きいのですが、販売苗は意外に根が切られている物が多くある。
苗選びはその後の成長に差が出るので、
鉢植えなら、なるべく芽のしっかりした大きめの株、
地掘り苗なら根が沢山ある株を選ぶと成長が良いと言う。
江戸時代より多くの変わり花が選別され、古典園芸品種も多く見られ、
近年はマニアの収集欲をさらに高めている。