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2018年1月

2018年1月26日 (金)

冬に開花する:ロウバイ

ロウバイはまるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木だ。

開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。

中国では、ウメ、スイセン、ツバキ、ともに、「雪中の四花」として尊ばれています。

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( ロウバイ :ロウバイ科 :ロウバイ属 :落葉樹 )

江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、

生け花や茶花、庭木として利用されてきました。

ロウバイの花は内側の花弁が茶褐色ですが、一般に出回っているのは、

すべての花弁が黄色の、ソシンロウバイやその園芸品種だと言う。

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( 撮影日 :2018/1/25 :常総市:豊岡町 )

和風、洋風どちらにも合い、同時期に開花するクリスマスローズを株元に植えたり、

冬咲きのクレマチスと組み合わせたりして、冬の庭を楽しむ事が出来る。

特に正月に咲くので非常に珍しく庭を色取る事が出来楽しい感じがする。

2018年1月11日 (木)

刺刺が痛い:ヒイラギナンテン

ヒラギナンテンは、台湾、中国に分布する常緑性の低木です。

葉っぱがヒイラギ、実の付き方がナンテンに似ている為にこの名前があります。

光沢のある葉は美しく、姿も低くまとまるので、庭木や植え込みに広く利用されています。

葉っぱに刺刺がありチクチクするので、公園等では進入・立入禁止を目的として

植えられる事もあります。

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( ヒラギナンテン :メギ科 :メギ属 :常緑低木 )

また切花(花と言うより枝)としても利用されます。

葉っぱは革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になります。

冬になると葉は僅かに赤く色付きます。

春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせます。

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( 撮影日 :2018/1/10 :常総市:大生郷町 )

雄しべは触れるとめしべの方向に動くおもしろい性質があると言う。

花後には丸い果実がブドウのように房状になって沢山付きます。

果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹きます。

属名のマホニアはアメリカの園芸学者バーナード・マホンの名前が付きました。

日本には江戸時代の前期に入ってきて、元から野生している物は無いとされます。

現在は、ヒイラギナンテンは東アジア~東南アジア、北アメリカ~中央アメリカに

凡そ100種が知られていると言う。

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