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2017年12月25日 (月)

実が沢山成る:クロガネモチ

関東北部でも自生する常緑樹で、明るい場所を好未み、10m位に育と言う。

春に花を咲かせ、秋に真っ赤な実を付ける、実の鑑賞期間は10月ーから2月と長期。

雌雄異株で、♂の木には花は咲いても実は成ず♀の木も近くに♂の木が無いと結実しない。

春に新芽が出て、古い葉が落ち、春に一斉に古い葉が落ちて驚きますが生理現象だ。

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( クロガネモチ :モチノキ科 :モチノキ属 :常緑高木 )

鳥が実を食べ種子を落とす事で増えるのですが、クロガネモチの枝に止まって落とすので、

周囲で発芽してしまいます、種子から育てて実がなるまでは10年位掛かると言う。

少し湿潤な環境を好みますので、あまり乾燥する様であれば水をやります。

乾燥すると落葉時期(春)ではないのに落葉します。

2月にリン酸・カリを含んだ化成肥料を上げて、窒素分を控える事で花つきが良くなる。

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(   撮影日 :2017/12/20 :常総市きぬ医師会病院 )

と言っても、花つきなんてどうでも良いなら、無理に窒素分を控える必要はありません。

植え付け用土は赤玉土6腐葉土4を混ぜた用土を使うか、花と野菜の培養土を利用する。

植え替えは暖地であれば春から秋に掛けての時期ならいつでも問題ありません。

常緑で直射日光に強いので、日当たりの良い所に植えます。

少々の日陰には耐えます、若干寒さに弱いので、寒風が強い場所は避けます。

クロガネモチの花芽形成は6月で、花が終わってスグです。

しかし実がなるのが秋で、その実の鑑賞時期が長く、剪定しにくい。

結局いつ剪定しても花芽を落としてしまいます。

クロガネモチは比較的、公害に強いことから街路樹にも多く利用される。

実を鳥が食べて、その糞から発芽し、植えてもいないのに生えてくる事も有る。

名前に「カネモチ」という言葉が入っている事から縁起が良い庭木によく利用されます。

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コメント

この時期、赤い実がなる木はたくさんありますね。
ピラカンサしか知りませんでしたよ。
目立つので野鳥に狙われやすそうですね。

Mさん:この時期赤い実の成る樹が多いですね。
この木も前から気になって居たのですが
名前が解らずこの時期になってしまいました。

QGさん、こんにちは!
今年も残り僅かとなりました。
クロガネモチって雌雄異株とは初めて知りましたよ。
来年も元気で、いろんな植物等、紹介してくださいね。
私も頑張ります~。
どうぞ良いお年をお迎えくださいね。(*^^)v

すみれさん:今年も残り僅かになりました。
クロガネモチは水海道市には少なく
この病院に有るだけではないかと思います。
すみれさんも頑張って下さい。

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