« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

2017年12月

2017年12月25日 (月)

実が沢山成る:クロガネモチ

関東北部でも自生する常緑樹で、明るい場所を好未み、10m位に育と言う。

春に花を咲かせ、秋に真っ赤な実を付ける、実の鑑賞期間は10月ーから2月と長期。

雌雄異株で、♂の木には花は咲いても実は成ず♀の木も近くに♂の木が無いと結実しない。

春に新芽が出て、古い葉が落ち、春に一斉に古い葉が落ちて驚きますが生理現象だ。

Dsc_0048

( クロガネモチ :モチノキ科 :モチノキ属 :常緑高木 )

鳥が実を食べ種子を落とす事で増えるのですが、クロガネモチの枝に止まって落とすので、

周囲で発芽してしまいます、種子から育てて実がなるまでは10年位掛かると言う。

少し湿潤な環境を好みますので、あまり乾燥する様であれば水をやります。

乾燥すると落葉時期(春)ではないのに落葉します。

2月にリン酸・カリを含んだ化成肥料を上げて、窒素分を控える事で花つきが良くなる。

Dsc_0044

(   撮影日 :2017/12/20 :常総市きぬ医師会病院 )

と言っても、花つきなんてどうでも良いなら、無理に窒素分を控える必要はありません。

植え付け用土は赤玉土6腐葉土4を混ぜた用土を使うか、花と野菜の培養土を利用する。

植え替えは暖地であれば春から秋に掛けての時期ならいつでも問題ありません。

常緑で直射日光に強いので、日当たりの良い所に植えます。

少々の日陰には耐えます、若干寒さに弱いので、寒風が強い場所は避けます。

クロガネモチの花芽形成は6月で、花が終わってスグです。

しかし実がなるのが秋で、その実の鑑賞時期が長く、剪定しにくい。

結局いつ剪定しても花芽を落としてしまいます。

クロガネモチは比較的、公害に強いことから街路樹にも多く利用される。

実を鳥が食べて、その糞から発芽し、植えてもいないのに生えてくる事も有る。

名前に「カネモチ」という言葉が入っている事から縁起が良い庭木によく利用されます。

2017年12月 8日 (金)

ミカン属では無い:キンカン

キンカンはミカン科キンカン属の木になる果実で、原産地は中国とされている。

一般的には柑橘類として扱われていますが、独自の金柑属という分類になると言う。

ミカン等と違い、果肉も去る事ながら、皮ごと食べられ、柔らかい苦味と甘味があって

美味しく、皮ごと食べるので、ビタミンCが沢山採れる。

余り洋菓子店では見かけませんが、焼き菓子等にも向いている上、美味しいだけでなく、

見た目が可愛いので、これからどんどん使って欲しい食材だと言う。

Dsc_0174

( キンカン :ミカン科 :キンカン属 :常緑樹 )

平成22年産のキンカン生産量データを見ると、宮崎県が全国の約7割を生産している。

次いで鹿児島県や熊本県等、主に暖かい所で作られていると言う事が解る。

「たまたま」は宮崎のブランドで、かつて東国原知事が宣伝されて一躍有名になった。

基準は宮崎県内の温室栽培で、開花結実から210日以上を経過、

糖度16度以上、サイズL以上の大きさの物となります。

2010年に基準が変わり、以前よりもレベルを下げています。

宮崎県内の温室栽培で、開花結実から210日以上を経過、糖度18度以上、

サイズ直径3、3cm以上の物となりました。

Dsc_0172

( 撮影日 :2017/11/05  つくばみらい市北山 

2010年に変更されるまでは、この基準が「たまたま」の基準でしたが、

「完熟きんかん」の基準が全て「たまたま」となった為に、新たに新設されました。

この中で、JA南さつまでは同地区内のハウスまたは温室栽培のキンカンで、

糖度が16度以上の物を「春姫」というブランドで基準を設けている。

また、鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」で生成りで完熟させ、

糖度が16度以上のものが「いりき」というブランドで出荷されています。

キンカンの栽培は主に温室とハウス露地の3つの栽培が有ります。

温室栽培の物が早ければ11月頃から収穫が始まり。

露地栽培は、1月中旬から3月上旬にまでとなる。

最も美味しく、沢山出回る旬の時期は、1月中旬から3月上旬までとなる。

2017年12月 3日 (日)

食べてみたいな!:温州ミカン

温州ミカンと言っても、多くの品種があり、厳密に言うと其々に栽培方法で差異が有る。

全ての品種の栽培法を纏める限りが有る為、今回は温州ミカンの系統の特性を、

特に熟期による分類をもとにアプローチする事にする。

温州ミカンは、約500年前に現在の鹿児島県長島町鷹ノ巣で、

中国から持ち帰ったカンキツのタネから偶発発生したと言われている。

Dsc_0176

( 温州ミカン :ミカン科 :ミカン属 :常緑樹 )

それが福岡県や長崎県を中心に九州各地へ広がり、

さらに、瀬戸内、近畿、東海地方へと伝わって行きました。

栽培面積が増加するにつれ、在来系(原木由来)をはじめ各種系統へ分化し、

これらの系統から普通温州、早生温州、極早生温州の各系統が枝変わりや

珠心胚実生に寄って発生していきました。

Dsc_0175

( 撮影日 :常総市大輪町 :2017/11/29 )

早生温州は、普通温州の芽状変異として発見されました。

「宮川早生」が発見されてから品種特性が安定し、現在栽培されている早生温州は

「宮川早生」あるいは「宮川早生」の枝変わり系統、「宮川早生」の珠心胚実生由来の

「興津早生」、及びその枝変わり系統で占められている。

普通温州に比べると樹勢はやや劣るものの比較的良好で、着花および結実性もよく、

熟期は10月下旬~11月上中旬だ。

普通温州に比べると油胞が小さく密生し、果面が滑らかで、果皮も薄いのが特徴。

また、食味は良好で完熟期にはじょうのう膜が薄くなる。

植え付け後は、日中の気温が高く、風が遮断できる場所を選んで育成する。

肥料はチッソを月1回、1本当たり1g施し、翌年は同じ鉢で側枝(春枝)を育成する。

優良な側枝群を形成する為、萌芽直前に新梢発生促進剤を散布するとかなり有効だ。

土が崩れない様に、大事に鉢から抜き、苗木を配置し、

水鉢が出来る程度まで培養土を足します。

定植後、側枝に夏枝が発生しますが、その枝に翌年着花するので剪定はしません。

8月上旬から収穫期までは乾きぎみにする。

特に収穫後は、秋肥の吸収と光合成を促進させるため、充分に水やりをする。

主幹の基部から発生する強い側枝を剪定する事が最も重要です。

また、下垂した枝も併せて切り取り、摘果は、葉果比20~25で行う。

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »