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2010年10月29日 (金)

まちなか展覧会

4年目の「常総市まちなか展覧会2010」が、古い時代に建てられた建物を会場に

絵画や石の彫刻品等を展示していたが、会場となった建物に大変興味があった。

常総市には明治から大正に鬼怒川の水運で栄えた時代の建物が点在している。

この街並みを活かして「かさなりあう色」をテーマにイベントが開催されていた。

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( 五木宗レンガ蔵 :撮影日 :2010/10/27 )

五木宗レンガ蔵は、明治15(1882)年建造で、煉瓦造3階建、高さ10.75mの建物だ。

常総市に住み30年になり、毎日の様に見ているが中を見学するのは初めてでした。

五木田家は代々水海道河岸で栄えた問屋で、醸造業や廻漕業も営んでいた。

この時代に財を成し、象徴的な建物としてレンガ蔵を建てて五木宗と呼ばれた。

現在は、国登録有形文化財に指定され、資料展示スペースとして利用される。

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( 二水会館 : 旧水海道町役場 :撮影日 :2010/10/25 )

大正2(1913)年、栄町字宝洞宿に水海道町役場庁舎として建造された。

外観は窓を上下2段に配し、間に胴蛇腹を廻して2階建風だが、実際は平屋である。

表が洋風、裏が和風という二重構造で、接客用として洋館と生活の場の和館がある。

西洋風のスタイルを具現化させた、明治初期の擬洋風建築を感じさせる。

昭和59(1984)年に、市立図書館敷地内に移築され、保存、活用されている。

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( 旧報徳銀行 :撮影日 :2010/10/25 )

この建物は大正12(1923)年、報徳銀行の水海道支店として建てられた。

外観は殆ど建築時のままで、当時の商店街では2階建の建物が目立たと言う。

特に玄関両脇の柱は、上部に柱飾りを設えてギリシャ神殿風の雰囲気がある。

平成18年に常総市が譲り受け常総市指定有形文化財に指定している。

常総市には他にも歴史ある古い建造物が有り、探索すれば楽しめそうだ。

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コメント

歴史のある建物が残っていますね。
NHKのブラタモをよく見ますが、自分の住んでいる街をデジカメ持ってブラブラすると思わぬ発見があっていいもんですね。

Mさん:ブラタモリの様に歩くのが良いですね。
古い町は、何処もそうだと思うのですが道路が狭く曲くねっていて
車で入るにはチョット勇気がいります。
そんな訳で今まで知らずに過ごしていました。
天気の良い日の散歩コースに考えています。

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