陽気に膨らむネコヤナギ
毎日、一月とは思えない暖かな陽気の日が続いていますね。
鬼怒川の河原へ行ってみると予想通りネコヤナギの蕾が膨らんでいた。
一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物と言われる。
和名は特徴的な銀白色の毛で目立つ花穂を、猫の尾に見立てた様だ。
( ネコヤナギ :ヤナギ科 :ヤナギ属 :落葉高木 )
雌雄異株であり、春に葉の展開に先立って花序を出す。
雌花序は絹毛が目立つのでふさふさとした感触である。
写真は開花したばかりで、未だ冬芽の殻=烏帽子を残している。
雄花序は葯が紅色で、全体が紅色に見えるがやがて葯が黒色に変わり長くなる。
( :撮影日 :2010/1/23 :常総市:鬼怒川 )
他のヤナギ類よりも水際に生育し、護岸のテトラポットの直ぐ脇に育っている。
葉は細い楕円形で艶がない、初夏には綿毛に包まれた種子を飛ばす。
樹液もカブトムシやクワガタムシ、カナブン、スズメバチの好物である。
ネコヤナギの花穂は生け花にもよく用いられる様だ。
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コメント
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寒さを防ぐための毛皮でしょうか。
モクレンやコブシの蕾も同じにようにして越冬しますね。
植物がどうやって動物と同じような毛皮を手に入れたのか、本当に不思議ですね。
投稿: Mさん | 2010年1月25日 (月) 13時11分
Mさん:素晴らしい観察力ですね。
言われると高価な毛皮の様に見えますね。
これならば冬のワカサギ釣りでも
寒くはなさそうですね。
投稿: QG | 2010年1月25日 (月) 14時06分