« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月28日 (火)

不思議な姿の:チョウトンボ

つくば市の小貝川近傍の川口公園でチョウトンボの群れを見つけ写真を撮った。

公園には、小さな池が 2つあり、釣りを楽しんでいる人も多い。

名は、翅の黒い模様がチョウの様である事と、ヒラヒラと飛ぶ様子に由来している。

又、個体が飛行機の様に滑空飛行する事からヒコウキトンボとも呼れる。

Dsc_0902

( チョウトンボ :トンボ目 :トンボ科 :撮影日 :2009/7/20 :つくば市:川口公園 )

翅のうち、特に後翅の幅が広く、また翅の大きさに比べ腹部が短く感じられる。

翅のつけ根から先端部にかけて黒く、その独特の紋様から区別が付く。

羽化は 6月後半より始まり、成熟成虫は 7~ 8月を中心に見られると言う。

成熟成虫は、ヒシなど浮葉植物の多い腐植栄養型の池沼で見られる。

Dsc_0901

翅端に透明部分がある個体も多いが、翅の斑紋には個体差がある。

体色は♀、♂とも全身黒く、成熟の度合いによってもほとんど変わらない。

観察時は、水域近くに20匹近く群れて、ヒラヒラと舞うように飛んでいた。

飛行能力が高いのか中々止らず、撮影はジッと我慢が必要だった。

2009年7月24日 (金)

国蝶のオオムラサキ

下妻市の小貝川の河原に国蝶のオオムラサキの保護地がある。

昨年これを知り、先日、成虫発生の時期に合わせて行ってみた。

広い河川敷全体が保護地となっており、中には遊歩道も準備されている。

多数あるエノキの樹の周辺を飛来している様で遊歩道からはあまり見えない。

Dsc_0822

( オオムラサキ :チョウ目 :タテハチョウ科 :撮影日 :2009/7/17 :小貝川ふれあい公園 )

一般的に珍しいと言われるのは、人目に付き難い上空を飛行する生態で

やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強い事が原因の様だ。

駐車場付近に戻ると保護地の近くは高い堤防でエノキとほぼ同じ高さに有り

こちらは、見晴らしが良く、更に蚊も少なく、この方が観察に最も適している。

Dsc_0858

日本の自然環境を代表する種ではなく、東アジアの広域分布種であるのだが

「日本に於ける代表的な大型美麗種」という観点で、国蝶に選ばれた。

環境省の準絶滅危惧に指定されているが、雑木林の保護などで

減少や絶滅の心配はあまりないと言う、嬉しい話です。

Dsc_0703

成虫は年に1回だけ6–7月に発生し、8月にも生き残った成虫を見かける。

今、多数の個体が西日を浴びて活発に飛び回る姿を見る事が出来る。

まだまだ今年は飛び回っているようなので、観察はいかがですか?

2009年7月21日 (火)

コフキトンボ(オビトンボ)

菅生沼で珍しいトンボを見つけ写真に撮った。

調べるとコフキトンボの♀だけに見られる多型で、オビトンボとも言われる。

♂の様に翅に帯のない同色型と、♂とは全く異なった異色型が存在すると言う。

異色型の翅の基部は橙黄色で、縁紋の内側にミヤマアカネの様な褐色帯がある。

Dsc_0648

( コフキトンボ♀ :トンボ目 :トンボ科 :撮影日 :2009/7/11 :常総市:菅生沼 )

多型とは聞き慣れない言葉ですが亜種や変異などの生物分類用語の様です。

アオダイショウの白化個体であるシロヘビは多型ではなく変異個体と言う。

多型と変異の違いは、頻度の大小で非常に珍しい個体は、変異といって良い様だ。

亜種は島など地理的品種のことで、多型の様に同じ場所には分布しません。

Dsc_0641

生物分類学の話は難しく、もっと解り易い言葉が欲しいですね。

同色型のコフキトンボは、シオカラトンボに似ていて、一回り小さく、

少し太った感じで、成熟すると尾の先まで粉を吹いて青くなる。

これらが、同じ種とは簡単には信じられません。

2009年7月18日 (土)

雨引観音のクジャク

桜川市の雨引観音は、サクラやアジサイの名所としても知られている。

少し遅れてしまったが、神社にはクジャクが放し飼いされている事も有り行ってみた。

境内に入ると、猫に似た鳴き声でクジャクがいる事を知る事が出来る。

人に馴れており、近寄ってもあまり逃げずに撮影させてくれる。

Dsc_0593

( :撮影日 :2009/7/9 :桜川市 :雨引観音の境内 )

クジャクは、キジ科の鳥で、アジアに広く分布しているそうだが

動物園や公園の大きな鳥籠にいるのは見かけるが、野生のは知らない。

雄は大きく鮮やかな飾り羽を持ち、尾羽を開く姿は美しいですね。

ここでは金網を気にせず、近寄って餌やりも可能である。(餌=50円)

Dsc_0592

( クジャク :キジ目 :キジ科 :全長 約 86~122cm :留鳥 )

野生では、サソリ等の毒虫や毒蛇類を好んで食べるため益鳥として尊ばれる。

邪気を払う象徴として孔雀明王の名で仏教の信仰の対象になっている。

花の少ない季節には、クジャクの放し飼いの見物はいかがですか?

2009年7月15日 (水)

プランタージャガイモ栽培

つくば市で毎年開催される国の研究所の一般公開、学生をはじめ賑わっている。

ここ 5年程毎年行っているが、今年も 4/17-18に開催され行ってみた。

来場記念やクイズの回答の記念として、今年はジャガイモの種の配布が有った。

ジャガイモ 3個を頂いたが畑のない私には困ったことになったのだが・・・

Dsc_0002_2

( :撮影日 :2009/5/21 

ブログの友人に相談すると、プランターでの栽培も可能との事でやってみた。

プランターと培養土を準備し、種イモを半分にし切口を乾燥させ4/20に植え付けた。

5/21の植え付けから1ヶ月後には上の写真の様に育った。

6/16には、順調に育ち、全ての株に下の写真の様な花を付けた。

Dsc_0041_2

( :撮影日 :2009/6/16 

苗が枯れ始めるころが収穫の時期として良いと言われるが、良く分らない。

最近、株の下の方の葉が枯れ出し、テントウムシも付く様になったので

7/9には収穫してみる事にした。

Dsc_0571

( :撮影日 :2009/7/9 :収穫 

イモの出来栄えは、大小様々であるが、数で言うと15個の収穫、

3個の種が 5倍に増えたが、少なかった感じですね。

何をすれば収穫が増えるのか考えてみたい。

最も気になるのは株の間隔と水やりなのですが?

2009年7月11日 (土)

黄色が目立つカワラヒワ

木の葉に隠れて野鳥が撮り難い時期に久し振りに撮れたカワラヒワの写真です。

野鳥観察会の他、良く見かけるのですが、いつも遠方で撮れません。

今回は何時もの福岡堰の駐車場にいると、先日の雨の水溜りに現れました。

水を飲みに来たのか?水浴びをしに来たのか?何もせずに飛び立ちました。

Dsc_0559

( カワラヒワ :スズメ目 :アトリ科 :全長 約 14cm :留鳥 )

日本中に分布する留鳥ですが、北部のは冬場に暖地へ移動するそうだ。

低山から平地にかけて広く生息し、市街地の公園や川原などでも見かける。

体長は約 14cmでスズメとほぼ同じ大きさで、太いクチバシを持っている。

全体的に黄褐色で、翼に混じる黄色が大きな特徴である。

Dsc_0563_2

( カワラヒワのツガイ :左♂ 右♀ :撮影日 :2009/7/8 :福岡堰 

繁殖期には、針葉樹林などでツガイで生活し、小さな縄張りを持つが、

秋季以降は数十羽から数百羽の大群を作る事がある。

主に植物食で、植物の種子を太い嘴でついばむ様子が観察される。

久し振りに撮れた野鳥の写真に感激です。

2009年7月 7日 (火)

良く花を付けるクサフジ

何処にでもあるクサフジは、つる状の多年草で、見た目はカラスノエンドウに似る。

何時もの福岡堰で見つけ写真に撮った。

花の感じがフジに似ている事で付いた名と言うが、花序は上向きに立ち上がる。

花の色は、黄→紫→青紫と変わる様で、なかなか気品がある。

Dsc_0191

( クサフジ :マメ科 :ソラマメ :多年草 :撮影日 :2009/7/1 :福岡堰 )

日当たりのよい草地や林縁に生える多年草で、長さは1.5mに達する。

この仲間には良く似たものが多く、慣れないと区別がつきにくい。

小葉は18-24枚で、この枚数が種別分類の決め手となる。

類似種のツルフジバカマやヒロハクサフジは、小葉が10-16枚と少ない。

Dsc_0194

羽状複葉で、先端には巻きヒゲを持ち、

このヒゲを巻きつけて、他の植物の上に出て太陽の光を受ける。

伸びた枝にはどんどん蕾を付け大きく広がっていく。

2009年7月 3日 (金)

シロツバメエダシャク

家の白い外壁に何か珍しいチョウが留っていると思ったら、蛾の様でした。

調べると、シャクガ科の1種でシロツバメエダシャクの様で外壁の色にそっくり。

翅を広げてペタット張り付いている。

シャクガは、幼虫の歩き方に特徴のあるシャクトリムシ(尺取虫)で名付けられる。

Dsc_0180

翅表面の模様は良く見ると品があり結構奇麗だ。

北海道から南西諸島までの日本中に広く分布しているそうだ。

近似種にウスキツバメエダシャクがおり、

本種は前翅黒帯2本の間にさざ波状の模様が無いのが特徴。

Dsc_0181

 シロツバメエダシャク :チョウ目 :シャクガ科 :撮影日 :2009/6/30 :常総市:自宅 )

幼虫は、イチイ、キャラボク、チャボガヤ、イヌガヤ、トウヒなどを食べると言う。

庭にはイチイが有るが、それに寄って来たのかも知れない。

外壁から追い払うと、今度はブロック塀に止り、中々緑には移動しない。

やはり夜行性で、昼は食欲よりも隠れる事が大事ですね。

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »