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2008年7月

2008年7月31日 (木)

トンボの王者:オニヤンマ

日本最大のトンボとして知られるオニヤンマを、昨年夏に大館に帰省中に撮影した。

頭部から腹の先端までは9-11cm程で、♀は産卵弁が突き出ており更に大きい。

左右の複眼は鮮やかな緑色で、頭部中央でわずかに接する。

胸の側面に2本の斜め黄帯、腹の節毎に黄色の細い横縞の模様が入る。

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( オニヤンマ :オニヤンマ科 :オニヤンマ属 :撮影日:2007/8/15 :大館市の畑 )

黒色と黄色の模様から虎の皮のフンドシをしめた鬼を連想して名付けられたと言う。

オニヤンマは、下の写真のようにぶら下った止まり方も大きな特徴の様ですね。

良く似たトンボにコオニヤンマやウチワヤンマなどもおり、

大きさも大きく、胴体の模様も良く似ている。

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( オニヤンマ :撮影日:2008/8/16 :大館市の芝谷地湿原 :写真追加2008/9/10 )

オニヤンマ は、トンボ目・オニヤンマ科に分類され、ヤンマ科ではないなど。

昆虫も植物も、名前の確定には似た種が多くあり苦労しますね。

トンボは水辺を中心に何処にでもおり、羽化し始める6月後半頃より秋まで楽しめる。

2008年7月24日 (木)

見分け確かな?シオカラトンボ

南北に長い日本には約200種類のトンボが生息しているそうです。

そんな中でもなじみ深いトンボの一つがシオカラトンボです。

♂・♀ともに羽化した時には、麦わら色で胸・腹部に黒い筋があるのですが

♂は成熟すると体全体が黒色となり、胸部・腹部が灰色の粉で覆われた様になる。

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( シオカラトンボ :トンボ科 :シオカラトンボ属 )

この粉を「塩から昆布」の白い粉の塩に見立てたのが名前の由来である。

♂・♀で大きさはあまり変わらないが、老熟すると体色が著しく異なってくる。

♀は成熟しても褐色に変わる程度で、一般にはムギワラトンボと呼ばれている。

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( 撮影日:2008/7/23 :牛久沼:稲荷川にて )

山地から住宅地に至るまでの、沼、池、湿地、水田、水路、など

いろいろな環境で生息し、各地に普通に見られる中型のトンボ。

似た仲間も多く、オオシオカラトンボ、シオヤトンボ、コフキトンボなどがいて迷います。

真剣に検討の結果ですが、OKでしょうか?

2008年7月20日 (日)

潜水名人:カイツブリ

水鳥の仲間に潜水が得意で、30秒近くも潜ることができるカイツブリがいる。

牛久沼の稲荷川や小貝川の岡堰などでも年中良く見かけるが

危険を感じると直ぐに潜って遠方に行ってしまい、何度も撮影に失敗している。

翼が短く、飛ぶことは得意ではなく、常に水上で生活しているのに水かきはない。

足の指に弁足と言うヒレがあり、泳ぎや潜水は非常に上手だ。

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( カイツブリ :カイツブリ目 :カイツブリ科 :全長 約 26cm )

かなり深くまで潜水ができ、小魚・水生昆虫・エビなどを捕食しているようだ。

尾羽がなく、小さく、カモのヒナのように見えるが???

くちばしは尖っていて、付け根に、特徴の黄白色の模様がある。

目は黄白色で真円に近く、小さく黒い瞳を持ち、姿は美しい。

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( 撮影日 :2008/7/14 :常総市菅生町:観音下流排水路で:ヒナを守るカイツブリ )

水面が凍らない地域では、1年中みられる留鳥で、

春から夏にかけて、ヨシや水草の陰に浮き巣を作り産卵する。

ヒナが一緒のこの時期には親鳥は、潜って逃げないので比較的に撮影し易い。

2008年7月16日 (水)

ヒラヒラと舞う:ハグロトンボ

毎年、庭に住着いている?トンボがいる、違う個体と思いますが10年近くになる。

ハグロトンボで、金緑色の胴体に黒っぽい翅を持ち、ヒラヒラと飛んでいる。

何処で産卵などしているのか不明ですが毎年この時期になると庭に現れる。

日陰になる、家の裏で遊んでいるが、何処か近くに水場が有るのか?不思議?

P1210385

( ハグロトンボ :カワトンボ科 :アオハダトンボ属 )

上の写真が♂で、体色が全体的に黒く、緑色の金属光沢があるのに対し

下の写真は♀で体色が黒褐色である。

河川の岸辺や、あまり風の吹かない木陰の薄暗い所で見かける。

薄暗く、フラッシュを併用して撮影すると翅がこげ茶色に見える。

P1220109

( 撮影日:2008/7/17 :坂東市逆井城跡公園で ):7/18 写真交換

一般のトンボのようにな素早い動作はせず、蝶のようにヒラヒラと舞うように羽ばたく。

前に投稿のコシアキトンボとは対象的にのんびりした感じがある。

ハグロトンボにも縄張り争いはあるのかな?

2008年7月13日 (日)

なぜ眠る?ネムノキ

福岡堰付近に2年程前に整備された、福岡堰さくら公園があり、なじみの桜の他

いろいろな樹が植えられた、日が浅いこともあり大樹は無いがネムノキがある。

梅雨の終わりから盛夏にかけて咲く花は繊細で美しい。

夕方に花が咲き、同時に葉は閉じ眠りにつく、朝には葉を開いて花はしぼむ。

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( ネムノキ :マメ科 :ネムノキ属 :落葉高木 )

花弁のように見える薄いピンク色の長く伸びた糸状のものは雄しべだそうだ。

英名はシルク・ツリー、これは多数の雄しべを絹に見立てたもののようだ。

小貝川の河川敷にも大きな樹が所々にあり、流れてきた種が育ったと思われる。

9月頃には大きなエダマメのような実をつける。

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( 撮影日:2008/7/2 :つくばみらい市 福岡堰さくら公園内 )

葉が閉じる理由をダーウィンの仮説では、夜に放射冷却によって

葉から大気中へ輻射熱が逃げるのを防ぐためと言う。

名前の由来は夕方になると葉が合わさって眠ったように見えるためとか。

漢名の合歓木は、葉と葉が閉じて合った様子を、合歓に例えた名だと言う。

2008年7月10日 (木)

戦闘好なコシアキトンボ

公園の池や沼など水のある場所に、殆どいるのがコシアキトンボです。

黒色で、腹の一部が真白なトンボで、白い部分が空の明るさで見えなくなり

”腰の部分が無く空いた”ように見えるのでこの名が付いたそうだ。

♀や若い♂は腹の一部は白ではなく、黄色っぽい色で見分けが出来る。

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( コシアキトンンボ :トンボ科 :コシアキトンボ属 )

6月頃より公園の池や沼などの水辺では、コシアキトンボが一番目立っている。

池の水面近くを活発に飛び回り、複数で縄張り争いをしていることが多い。

戦闘的で大型のオニヤンマが来ても果敢にアタックして撃退する。

忙しく飛んでいる時間が長く、普通に見られる割には動きが速く撮影し難い。

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( 撮影日:2008/7/4 :つくば市西山公園で )

縄張りに敵がない時は、のんびり飛んでいて時々草に止まり撮影が出来る。

他の♂が侵入するとすぐに、お互いに睨み合いでホバリングを続け

一気に遥か遠方まで追いかけて視界から消え、また元の場所に戻って来る。

侵入者もすぐに戻って来て再び睨み合いでが始まる、この繰り返し。

飽きもせず、争いを続けている。

2008年7月 7日 (月)

南国の樹 アメリカデイゴ

柏市にある、あけぼの山農業公園内にアメリカデイゴがあり、今満開に咲いている。

樹の説明には、沖縄県花デイゴ:沖縄が北限のマメ科高木落葉樹と記されていて

昨年も行き、この樹を見付け、これが歌に唄われるデイゴかと感心して見て来たが

ブログを書くのに調べるまで、南国のデイゴと思っていた。

P1210434

( アメリカデイゴ :マメ科 :デイゴ属 :非耐寒性落葉高木 )

デイゴは沖縄県木として広く知られ、東南アジア原産で暖かい地方を好みます。

一方、アメリカデイゴは鹿児島県木で、南九州には多くあるようです。

比較的寒さに強く、関東地方以南の沿岸の冬期霜が降りる地方でも育てられている。

どちらも、真夏に真っ赤な花を咲かせて、熱帯のイメージいっぱいの花木です。

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( 撮影日:2008/7/2 :柏市あけぼの山農業公園内 )

先日もテレビニュースで、四国・九州に住むナガサキアゲハを埼玉県新座市で発見し

地球温暖化が進んでいる証と報じていましたが

常総市の一般家庭の庭でも見かけるなど南国の樹が元気に育っているのか?

環境変化が気になっていたのですが。

2008年7月 4日 (金)

真っ赤なショウジョウトンボ

良く探鳥に行く、つくば市の高崎自然の森裏の水田で真っ赤なトンボを撮影した。

図鑑で調べると、ショウジョウトンボと言う名で、漢字では、猩猩蜻蛉と書く。

トンボの漢字はクイズになりそうに難しいですね。

また、猩猩とは体が真っ赤な毛に覆われた伝説の生き物で、赤の代名詞だ。

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( ショウジョウトンンボ :トンボ科 :ショウジョウトンボ属 )

翅についている線は翅脈(しみゃく)と言い、中には血管などが通っていて

これで翅に羽ばたくための強度を与えています。

幼虫から成虫になる時、翅脈の中の血管に血液を流して羽の形を整えるそうだ。

トンボは翅が透明なので見易いのですが、蝶など翅がある昆虫には翅脈がある。

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( 撮影日:2008/6/28 :つくば市高崎自然の森付近 )

トンボは勝ち虫と呼ばれ縁起物でもあり、前にしか進まず退かない所から「不転退」

の精神を表すものとして、兜などの武具、陣羽織などの装飾に用いられ親しまれた。

トンボやチョウも花や野鳥と同じように美しさがあり写真の対象として楽しめそうです。

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