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2008年4月

2008年4月28日 (月)

少し不気味なウラシマソウ

毎週のように出掛けている福岡堰で、ウラシマソウの群生を見つけた。

マムシグサなどと同じサトイモ科テンナンショウ属の仲間ですので、

仏炎苞は良く似ているのですが、その中の肉穂花序の先端の付属体が

釣り糸状に長く伸び、この長さは1m位もあり異様な形である。

これを浦島太郎の釣り糸に見立てた名前ようだ。

しかし、その釣り糸が何のためにあるのか用途は不明のままである。

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( ウラシマソウ :サトイモ科 :テンナンショウ属 :落葉多年草 )

( 撮影日 :2008/4/23 )

テンナンショウ属の植物は性転換をすることが知られており

比較的小型の物は雄性となり、肉穂花序は雄しべのみの雄花になる。

大型の物は雌性となり、雌しべのみの雌花群を作るようだ。

つまり、大型にならないと雌性にはならないようだ。

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( 撮影日 :2008/4/27 :肉穂花序内部の花の様子 )

肉穂花序内部を覗いて見るとトウモロコシ状の花が観察できた。

雄花群?雌花群?区別が付かなかったが、雌花群かな?

身近な草にも、いろいろな特徴があることに感心しますね。

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( 撮影日 :2008/4/23 :葉の形 )

馴染のサトイモ科の植物ですが、球茎や新芽などは、毒草だそうです。

2008年4月24日 (木)

涼しげなウワミズザクラ

散歩コースとして愛用している福岡堰にウワミズザクラの大木が1本有る。

ソメイヨシノがすっかり終る、この時期になると満開になる。

花は、普通の桜とは違い、小さな花びらが集まり、稲穂のように咲く。

花の色も純白で派手さはないが、樹幹いっぱいに広がる姿は見事だ。

堰の向こう側で近づけないこともあり、殆ど注目されることもない。

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( 撮影日 :2008/4/23  :福岡堰の大木 )

雑木林の中で見かける小さな木は、涼しげな花で観賞用には優れているが

ここのように条件が揃うと、樹高が10m以上の桜の巨木程に大きくなる。

庭木として育てるには、少し心配がありますね。

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( ウワミズザクラ :バラ科 :ウワミズザクラ属 :落葉高木 )

( :撮影日 :2008/4/23 :福岡堰 )

ウワミズザクラの材質はとても堅く、版木、彫刻材などにも使われ

さらに樹皮は樺細工にも使われているそうだ。

若い緑色の果実は、果実酒の材料としても利用されているようだ。

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( 撮影日 :2008/4/4 :新芽の頃 :2008/4/23 :つぼみ :常総市豊岡町乙の雑木林 )

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( 撮影日 :2008/4/23  :常総市豊岡町乙の雑木林 )

また秋には、果実が橙→赤→黒色と熟していく。

この実の形と色の変化に興味を持ち調べてみた。

英名は、 Japanese Bird Cherry と言うそうですが

野鳥が好んで食べるのでしょう。

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( 撮影日 :2007/9/7 :常総市豊岡町乙の雑木林 :ウワミズザクラの実 )

2008年4月16日 (水)

千姫の心の故郷

常総市の名所のひとつは、千姫の墓のある飯沼弘経寺である。

今年も第8回の千姫まつりが開催され千姫行列などで賑わった。

弘経寺は1414年に創建され、第十世の了学上人の頃に徳川家康

・秀忠・家光に厚遇された高僧で多いに栄えた様です。

このことより千姫は生前よりここを菩提寺と決めていました。

旧本堂は、1626-1633年に再建されましたが380年を経過し

傷みも著しく、2006年より今年まで本堂の大改築を行いました。

今回、完成の落慶会を開催し、これに合せて遺品展が開催されました。

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( 撮影日 :2008/4/13  :千姫=天樹院の廟所 )

千姫のなきがらは、文京区の伝通院へ葬られ、

ここには遺髪が納められていると永い間伝えられていましたが

平成9年の調査で、分骨もされていたことが判明しました。

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( 五智如来像 )            ( 本堂の扁額=千姫の直筆 )

本堂裏手には宝物庫らしき部屋があり、

非常に大きな木造の五智如来像が揃って展示されていました。

2年前の改修前の飯沼弘経寺展の時は仮置きで可愛そうでしたが

今は立派な場所に大事に保管されていました。この部屋には他に

千姫自身が使っていた仏像や徳川家ゆかりの品も10点ほどありました。

弘経寺は関東十八檀林と言われ、江戸時代の関東地区での浄土宗の

十八の学問所のひとつであり、貴重な物も有るのだそうです。

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( 八角輪蔵 )            ( 常総市案内板:クリックで拡大します。 )

また、本堂手前には、経蔵三間堂が有り、2005年に改修されました。

八角輪蔵が収められており、防火のため大壁で造られていました。

内部には経典を収めらた八角形の赤と黒の造りの輪蔵があり

輪蔵を一回転させれば、経典を読んだと同じ功徳が得られるそうです。

当日は挑戦する事が出来ましたが一人では非常に重い造りでした。

◎本堂や三間堂は、普段は拝観出来ないと思いますが

天樹院の廟所は、拝観可能です。

またヒガンバナの名所でもあり、この頃に参拝してはいかがでしょうか。

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( 撮影日 :2008/4/13 :常総市:千姫まつり )

2008年4月10日 (木)

小貝川でノウルシが満開

小貝川の河川敷は、面白い形の花のノウルシが花盛りです。

カラシナに負けずに野焼きした後の葦原を一面黄色に染めている。

茎を切るとポインセチアのように白い液体が出てきて、

かぶれる事から「野漆」の名が付いたようだ。

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( 撮影日 :2008/4/6 :小貝川河川敷:常総市箕輪町付近 )

早い株は3月上旬から咲き始めてどんどん生長する。

ヨシなど他の植物が伸びて来る頃には花も殆ど終ってしまう。

地上部が残っているのは梅雨までで、夏以降は地中で生活する。

ヨシ原の中の殆ど光が届かない所で生き残る戦略のようだ。

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( ノウルシ :トウダイグサ科 :トウダイグサ属 :多年草 )

総苞葉と呼ばれる葉の上に同色の花が乗っている姿が面白い。

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河川改修などで生育環境の変化して減少傾向にあるが、

小貝川・利根川・荒川等には未だ自生地が残っている。

特に、渡良瀬遊水池では広大な群落が見られると言う。

絶滅危惧II類に指定されています、一度見学は如何ですか?

2008年4月 8日 (火)

可愛そうな:マガモ

菅生沼に沢山いた渡り鳥も全て帰り、今は釣り人が数名。

コハクチョウやオナガガモに次いで多かったのはマガモです。

マガモは大部分がシベリア方面から冬鳥として飛来する。

カモの仲間にも美しいのは色々いるがマガモもトップクラス。

♀が地味なのは抱卵期に外敵から身を守るためと言われる。

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 マガモ :カモ目 :カモ科 :全長 約 59cm )

カモは人に懐くそうだが、やはり野生のマガモは警戒心が強い。

オナガガモよりは、少し離れたところでエサを探している。

眠っている時も、薄目を開けたり閉じたりして警戒している。

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( 撮影日 :2008/3/4 :菅生沼 )

古来よりアヒルやアイガモなどと飼い馴らされてきたため

マガモと見分けの付かない固体も出現する様になった。

一方、ヒヨドリやムクドリ・スズメ等と同様に狩猟対象鳥でもあり

遠くから飛来し、撃たれて食べられてしまうのは可愛そう。

国鳥のキジも狩猟対象鳥ですが・・・・・・・・・・・・・。

2008年4月 3日 (木)

早咲きのスイセンも見たい

スイセンには、正月前に開花する早咲き系と

3~4月頃に咲く遅咲き系がある。

毎年話題となるのは、早咲きの代表の日本水仙だが

庭では草丈が良く伸びるだけで全く花は咲いたことがない。

そんな訳で、私の庭は今、ようやくスイセンの季節だ。

4種類の遅咲きの華麗な花が咲いている。

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( 撮影日 :2008/3/17 :自宅 )  ( 撮影日 :2008/3/28 :自宅 )

中国より渡来し、漢名の水仙を音読してスイセンに なった。

花の姿と芳香が仙人の様との事で命名されたようだ。

スイセンは、3倍体との事で花に種子は出来ずに球根で増える。

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( 撮影日 :2008/4/01 :自宅 )  ( 撮影日 :2008/4/03 :自宅 )

( スイセン :ヒガンバナ科 :ナルシサス属 :耐寒性球根植物 )

日本水仙は房総半島、越前海岸、淡路島が群生地として有名で

各地の海岸沿いで野生でも多くの花を付け楽しませているのに

なぜ?私の庭では花を付けないのだろう?

日当り・肥料不足・葉切りをしないなどの注意が有るが

どうも心当りは・・・・・ない。

『群生させると花付きが良い』が気になるが、混植が原因かな?

是非、冬を代表する花のなどだから正月に見てみたいものだ。

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