センリョウ・マンリョウ・十両
『万両・千両・百両・十両・一両』、夫々の名の樹木があるようだ。
何れも、お正月に赤い実を付けて、おめでたい雰囲気のある木だ。
夢の大金に関するようだが、正月に相応しい話題かな?
我家には、マンリョウ・センリョウと十両の3種類がある。
( ヤブコウジ :ヤブコウジ科 :ヤブコウジ属 :撮影日 :2006/12/5 :自宅)
ヤブコウジは、別名が十両と呼ばれ、林の下などに群生している。
樹高は10~20cmの常緑低木で、花は数個付き、秋に赤く熟す。
数年間も同じ葉と実を付け続け、「永遠の生命」が感じられる。
背が非常に低く、実の数も 少ない事から格下の十両と名付けられた。
( センリョウ :センリョウ科 :センリョウ属 :撮影日 :2006/12/5 :自宅)
センリョウは、正月が近づくと必ず目にする縁起物の一種。
葉の上に実を付けるので見栄えが良く、色々と利用されている。
これが、万両より”軽い”イメージが有り、名付けられたようだ。
更に鳥にも見つかり易く、直に食べられ無くなるのは残念だ。
適地は、日陰で風通しが良く、また霜が避けれると実や葉も痛まない。
( マンリョウ :ヤブコウジ科 :ヤブコウジ属 :撮影日 :2006/12/5 :自宅)
万両は、葉の下に実を付け、垂れ下がるので”重い”感じがあり
最高額の名を付られたようだ。
樹高70cm位の常緑小低木で、半日陰で水はけの良い場所が適す。
葉に隠された実は、鳥に見つかり難く、長期間残る事が多い。
発芽し易く食べられた実から新芽が多数生え、かなりの数に増えた。
--------
一両は、アリドオシ :アカネ科:アリドオシ属
百両は、カラタチバナ :ヤブコウジ科:ヤブコウジ属の別名。
« 年末のカワセミ | トップページ | 珍客ヘラサギが飛来 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント