2018年1月11日 (木)

刺刺が痛い:ヒイラギナンテン

ヒラギナンテンは、台湾、中国に分布する常緑性の低木です。

葉っぱがヒイラギ、実の付き方がナンテンに似ている為にこの名前があります。

光沢のある葉は美しく、姿も低くまとまるので、庭木や植え込みに広く利用されています。

葉っぱに刺刺がありチクチクするので、公園等では進入・立入禁止を目的として

植えられる事もあります。

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( ヒラギナンテン :メギ科 :メギ属 :常緑低木 )

また切花(花と言うより枝)としても利用されます。

葉っぱは革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になります。

冬になると葉は僅かに赤く色付きます。

春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせます。

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( 撮影日 :2018/1/10 :常総市:豊岡町 )

雄しべは触れるとめしべの方向に動くおもしろい性質があると言う。

花後には丸い果実がブドウのように房状になって沢山付きます。

果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹きます。

属名のマホニアはアメリカの園芸学者バーナード・マホンの名前が付きました。

日本には江戸時代の前期に入ってきて、元から野生している物は無いとされます。

現在は、ヒイラギナンテンは東アジア~東南アジア、北アメリカ~中央アメリカに

凡そ100種が知られていると言う。

2017年12月25日 (月)

実が沢山成る:クロガネモチ

関東北部でも自生する常緑樹で、明るい場所を好未み、10m位に育と言う。

春に花を咲かせ、秋に真っ赤な実を付ける、実の鑑賞期間は10月ーから2月と長期。

雌雄異株で、♂の木には花は咲いても実は成ず♀の木も近くに♂の木が無いと結実しない。

春に新芽が出て、古い葉が落ち、春に一斉に古い葉が落ちて驚きますが生理現象だ。

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( クロガネモチ :モチノキ科 :モチノキ属 :常緑高木 )

鳥が実を食べ種子を落とす事で増えるのですが、クロガネモチの枝に止まって落とすので、

周囲で発芽してしまいます、種子から育てて実がなるまでは10年位掛かると言う。

少し湿潤な環境を好みますので、あまり乾燥する様であれば水をやります。

乾燥すると落葉時期(春)ではないのに落葉します。

2月にリン酸・カリを含んだ化成肥料を上げて、窒素分を控える事で花つきが良くなる。

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(   撮影日 :2017/12/20 :常総市きぬ医師会病院 )

と言っても、花つきなんてどうでも良いなら、無理に窒素分を控える必要はありません。

植え付け用土は赤玉土6腐葉土4を混ぜた用土を使うか、花と野菜の培養土を利用する。

植え替えは暖地であれば春から秋に掛けての時期ならいつでも問題ありません。

常緑で直射日光に強いので、日当たりの良い所に植えます。

少々の日陰には耐えます、若干寒さに弱いので、寒風が強い場所は避けます。

クロガネモチの花芽形成は6月で、花が終わってスグです。

しかし実がなるのが秋で、その実の鑑賞時期が長く、剪定しにくい。

結局いつ剪定しても花芽を落としてしまいます。

クロガネモチは比較的、公害に強いことから街路樹にも多く利用される。

実を鳥が食べて、その糞から発芽し、植えてもいないのに生えてくる事も有る。

名前に「カネモチ」という言葉が入っている事から縁起が良い庭木によく利用されます。

2017年12月 8日 (金)

ミカン属では無い:キンカン

キンカンはミカン科キンカン属の木になる果実で、原産地は中国とされている。

一般的には柑橘類として扱われていますが、独自の金柑属という分類になると言う。

ミカン等と違い、果肉も去る事ながら、皮ごと食べられ、柔らかい苦味と甘味があって

美味しく、皮ごと食べるので、ビタミンCが沢山採れる。

余り洋菓子店では見かけませんが、焼き菓子等にも向いている上、美味しいだけでなく、

見た目が可愛いので、これからどんどん使って欲しい食材だと言う。

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( キンカン :ミカン科 :キンカン属 :常緑樹 )

平成22年産のキンカン生産量データを見ると、宮崎県が全国の約7割を生産している。

次いで鹿児島県や熊本県等、主に暖かい所で作られていると言う事が解る。

「たまたま」は宮崎のブランドで、かつて東国原知事が宣伝されて一躍有名になった。

基準は宮崎県内の温室栽培で、開花結実から210日以上を経過、

糖度16度以上、サイズL以上の大きさの物となります。

2010年に基準が変わり、以前よりもレベルを下げています。

宮崎県内の温室栽培で、開花結実から210日以上を経過、糖度18度以上、

サイズ直径3、3cm以上の物となりました。

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( 撮影日 :2017/11/05  つくばみらい市北山 

2010年に変更されるまでは、この基準が「たまたま」の基準でしたが、

「完熟きんかん」の基準が全て「たまたま」となった為に、新たに新設されました。

この中で、JA南さつまでは同地区内のハウスまたは温室栽培のキンカンで、

糖度が16度以上の物を「春姫」というブランドで基準を設けている。

また、鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」で生成りで完熟させ、

糖度が16度以上のものが「いりき」というブランドで出荷されています。

キンカンの栽培は主に温室とハウス露地の3つの栽培が有ります。

温室栽培の物が早ければ11月頃から収穫が始まり。

露地栽培は、1月中旬から3月上旬にまでとなる。

最も美味しく、沢山出回る旬の時期は、1月中旬から3月上旬までとなる。

2017年12月 3日 (日)

食べてみたいな!:温州ミカン

温州ミカンと言っても、多くの品種があり、厳密に言うと其々に栽培方法で差異が有る。

全ての品種の栽培法を纏める限りが有る為、今回は温州ミカンの系統の特性を、

特に熟期による分類をもとにアプローチする事にする。

温州ミカンは、約500年前に現在の鹿児島県長島町鷹ノ巣で、

中国から持ち帰ったカンキツのタネから偶発発生したと言われている。

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( 温州ミカン :ミカン科 :ミカン属 :常緑樹 )

それが福岡県や長崎県を中心に九州各地へ広がり、

さらに、瀬戸内、近畿、東海地方へと伝わって行きました。

栽培面積が増加するにつれ、在来系(原木由来)をはじめ各種系統へ分化し、

これらの系統から普通温州、早生温州、極早生温州の各系統が枝変わりや

珠心胚実生に寄って発生していきました。

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( 撮影日 :常総市大輪町 :2017/11/29 )

早生温州は、普通温州の芽状変異として発見されました。

「宮川早生」が発見されてから品種特性が安定し、現在栽培されている早生温州は

「宮川早生」あるいは「宮川早生」の枝変わり系統、「宮川早生」の珠心胚実生由来の

「興津早生」、及びその枝変わり系統で占められている。

普通温州に比べると樹勢はやや劣るものの比較的良好で、着花および結実性もよく、

熟期は10月下旬~11月上中旬だ。

普通温州に比べると油胞が小さく密生し、果面が滑らかで、果皮も薄いのが特徴。

また、食味は良好で完熟期にはじょうのう膜が薄くなる。

植え付け後は、日中の気温が高く、風が遮断できる場所を選んで育成する。

肥料はチッソを月1回、1本当たり1g施し、翌年は同じ鉢で側枝(春枝)を育成する。

優良な側枝群を形成する為、萌芽直前に新梢発生促進剤を散布するとかなり有効だ。

土が崩れない様に、大事に鉢から抜き、苗木を配置し、

水鉢が出来る程度まで培養土を足します。

定植後、側枝に夏枝が発生しますが、その枝に翌年着花するので剪定はしません。

8月上旬から収穫期までは乾きぎみにする。

特に収穫後は、秋肥の吸収と光合成を促進させるため、充分に水やりをする。

主幹の基部から発生する強い側枝を剪定する事が最も重要です。

また、下垂した枝も併せて切り取り、摘果は、葉果比20~25で行う。

2017年11月23日 (木)

果実は液果で1cm球形の:イイギリ

4年前につくば市で見つけたイイギリ(飯桐)だが、未だ有るのかと行ってみた。

未だ元気に成長していて、元気に沢山の実を付けているのが見られた。

春~初夏に、黄緑色の花(萼)を付け、秋に赤い房状の実を多数つけます。

花名は、昔、ご飯を包むのに使われた事により付いたと言われてます。

イイギリは、花弁がなく、黄緑色の五枚の萼片が花弁の様に見えます。

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( :イイギリ :イイギリ科 :イイギリ属 :落葉高木 )

葉が落ちた後に赤い葡萄の房の様な果実が残っている姿は、生花等の素材に使われる。

山地に、生える、太い枝が、一カ所から、放射状にはえるのが特徴的で稀となっている。

またでも、谷沿いの、南斜面に点々と散在している。

樹皮は、淡灰褐色で皮目が多い、 材は白くて柔らかく、キリに似る。

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( 撮影日 :2015/12/21 :つくば市:古舘付近 )

枝は灰褐色、長く横に張り出し、葉は枝の先に集まって互生する。

花は5月に開き、雌雄異株、若い枝の先に、円錐花序を下垂させる。

雄花は多数の雄しべがある、雌花は、花柱が3~6本、退化した短い雄しべもある。

冬、葉が落ちても赤い実は残るために目立つ、赤い実は美味しくはないのだろう。

実が豊作だと、木全体が赤くなり目立つが、山中で毎年豊作を目にするわけではない。

1年枝は褐色を帯び太く、頂芽は大きい、鈎爪状の鱗芽が先端を覆う。

樹脂の分泌がある、 側芽は小さく、ほとんど目立たない。

木の姿がキリに似ている事と、大きな葉を食器代わりに飯を包むのに使われた事から、

イイギリ(飯桐)と名付けられた。

秋(11月ころ)になるとブドウの様な直径1センチほどの赤い実が枝から垂れ下がる。

実は落葉後も長期間、枝に残り、これを狙って小鳥が集まる。

2017年11月17日 (金)

年中活動している?:センダン

四国、九州、沖縄の海岸近くの日当たりの良い所に生える。

伊豆半島以西の暖地に野生状態の物が見られ、これを自生とする説もある。

ふつう高さ5〜10mだが、大きいものは高さ20m、直径80cmに達する物もある。

本年枝は緑色〜暗緑色、太くて皮目が目立つ。

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( センダン :センダン科 :センダン属 :落葉高木 )

関東地方では冬期の寒さで枝の先端が枯死することもある。

葉は互生、長さ30〜80cm、幅25〜70cmの2〜3回奇数羽状複葉。

葉柄は長さ10〜30cm、小葉は長さ3〜6cm、幅1〜2.5cmの卵状楕円形。

先は長くとがり、基部は左右不相称、縁には不ぞろいな鈍い鋸歯がある。

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( :撮影日 :2017/11/9 :常総市豊岡町 )

本年枝の葉腋から長さ10〜15cmの集散花序をだし、淡紫色の花を多数つける。

花弁は5個、長さ8〜10mmの倒披針形で平開する。

雄しべは10個、紫色の花糸が合着して雄しべ筒をつくる。

雄しべ筒の内面には白い毛が生え、先端は細かく切れ込み、内部には黄色の葯がつく。

雌しべは1個、雄しべ筒より短い、花柱は円柱状で、柱頭はまるい。

萼片は5個、長さ約2mmの卵形で、先端はややとがる、果実は核果。

長さ1.5〜2cmの楕円形、10〜12月に黄褐色に熟す。

核は楕円形、縦に溝があり、ミカンの袋が集まっているように見える。

それぞれの袋には細長い種子があり、春の発芽期にはばらばらになって種子をだす。

果実は葉が落ちた後も枝先に残っている事が多い、花期は5〜6月。

冬芽は、平たい球形、芽鱗は褐色で、灰色〜淡褐色の星状毛が密生する。

 

2017年11月 6日 (月)

香り立つ:カリン

原産は中国東部で、山東省、湖北省、広西省、広東省、等に分布する。

日本への伝来時期は不明だと言う。

花期は3月〜5月頃で、5枚の花弁からなる白やピンク色の花を咲かせる。

葉は互生し倒卵形~楕円状卵形、長さ3〜8cm、先は尖り基部は円く、縁に細鋸歯がある。

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( :カリン :バラ科 :カリン属 :落葉高木 )

適湿地でよく育ち、耐寒性があり、未熟な実は表面に褐色の綿状の毛が密生する。

成熟した果実は楕円形で、黄色の大型、トリテルペン化合物による芳しい香りを放ち、

収穫した果実を部屋に置くと部屋中が香りで満たされる程である。

このため中国では「香木瓜」とも呼ばれ、10〜11月に収穫される。

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( 撮影日 :2017/11/5 :常総市豊岡町 

果実肉には果糖、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タニシン、アミグダリン等を含む。

花・果実とも楽しめ、更に樹皮・新緑・紅葉が非常に美しく家庭果樹として最適である。

語路合わせで「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ庭の表にカリンを植え、

裏にカシノキを植えると商売繁盛に良いとも言われる。

2017年10月28日 (土)

実を楽しみましょう:ザクロ

ザクロは、イランやトルコでは有史以前から果樹として栽培されてきた果樹だと言う。

中国でも紀元前200年頃、漢王朝から安石榴という名前の漢方薬として利用されていた。

秋に実る果実の中にある、赤く透明な小さな粒が食用部分でjだと言う。

エストロゲンは「卵胞ホルモン」とも呼ばれ、物質で女性らしい体付きを作る、卵子の成熟。

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( ザクロ :ミソハギ科 :ザクロ属 :落葉小高木 )

自律神経や感情の動き、脳の働きを整えると言った作用のある女性ホルモンの1つで、

エストロゲンがザクロに含まれており、更年期障害を改善する効果があり注目を浴びた。

近年の研究で残念ながら、エストロゲンは略、含まれていない事が解った。

エストロゲンの分泌を活性化するエストロンが含まれてはいますが、

含有量はとても少なく、体内で代謝されてしまう為、効果は期待できないとされている。

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( :撮影日 :2017/.10/26 :常総市豊岡町 )

見た目が不思議なことから、食べ方はいたって簡単で。

ヘタを切り取ったところに十字の切り込みを入れ、後は手で実を裂いて粒を取り出すだけ。

水をはったボウルの中だと、さらに粒が取り出し易くなります。

サラダに加えたり、ジュースにしたりして味わいましょう。

カクテルに使われるグレナデンシロップも、ザクロの果汁と砂糖から作られた物なんです。

密閉容器に入れて冷蔵すれば2~3日、冷凍なら2~3ヶ月は保存する事が出来る。

「肌をきれいにする」「むくみを改善する」といった女性にうれしい効能が詰まった果実だ。

日々の生活に少しずつ取り入れれば、健康や美をサポートしてくれますよ。

栽培も簡単で、1株庭やベランダで育て、自分で収穫した実なら、更に美味しく戴ける。

2017年10月19日 (木)

柿の樹の渋:カキノキ

東アジアの固有種で、特に中国の長江流域に自生している。

熟した果実は食用とされ、幹は家具材として用いられる。

葉は茶の代わりとして加工され飲まれる事がある。

果実はタンニンを多く含み、渋柿は防腐剤として用いられる。

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( カキノキ :カキノキ科 :カキノキ属 :落葉樹 )

現在では世界中の温暖な地域(渋柿は寒冷地)で果樹として栽培されている。

枝は人の手が加えられないまま放って置かれると、自重で折れてしまと言う。

甘柿産地は温暖な気候でないと甘く育たないため、温暖な県に限られている。

渋柿は、実が熟しても果肉が固いうちは渋が残る柿である。

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(  撮影日 :2017/11/18 :常総市豊岡町 )

代表的な品種は、平核無(新潟県)の根早生(奈良県)が発症である。

渋が残がある事から、不完全甘柿を渋柿の一種に含める事もある。

完全甘柿の代表的な品種は富有と次郎、御所、富有は岐阜県が発祥で原木がある。

御所は奈良県御所市が発祥で、突然変異で生まれた最も古い完全甘柿である。

不完全甘柿の代表的な品種は、上記の禅寺丸や愛知県が発祥の筆柿等がある。

2017年10月 8日 (日)

ブラシの様な樹:ブラシノキ

オーストラリア原産で、5-6月頃に開花し、観賞用に栽培される。

花弁は緑で小さくて目立たないが、赤の長い花糸が目立つ。

穂状花序をなし、花序全体がブラシの様に見える、

花序の先から枝が伸びると言う珍しい特徴を持つ。

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( ブラシノキ :フトモモ科 :ブラシノキ属  :常緑小高木 )

果実は朔果で、見た目には枝全体を取り巻く昆虫の卵のように見える。

果実には粉状の種子が入っており、よく起こる森林火災で割れて種子を放出する。

実は枝にずらっとついて並ぶ、翌年の花はその上部に咲き実は次々と何年も残っていく。

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( 撮影日 :2017・10・03 :常総市豊岡町 

その後もずっと大きくなりつづけ、7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続ける。

この木は乾燥地が原産地のため、極端な乾燥や山火事の時にパァーンと実が開いて、

中の細かい種子が風に飛んで散布される、という仕組みになっている。

山火事でまっさらな土地になったところにすばやく芽を出して、

その土地一帯の優占種になるのが目的らしい。
  

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